| Technical Report |
| 全身用PET装置 Eminenceシリーズに搭載された“SYNETRAC”機構の紹介 |
| (株)島津製作所 医用機器事業部 佐藤 友彦 |
はじめに近年のPET普及には目を見張るものがあります。PET普及の背景には,もちろんFDG(18F-フルオロ・デオキシ・グルコース)を用いたPET検査の保険適用,PET検診センターの普及,FDG専用のサイクロトロンの登場,などいくつもの要因が考えられます。なかでも,PET検査(特にFDG-PET全身検査)が普及した最も大きな要因は,検査時間が極めて短くなったことにあると思われます。 島津製作所は第5世代PET装置である“HEADTOME-V”から,その定量性を保ちながら検査時間の大幅短縮のために“エミッション・トランスミッション同時収集”を採用しました。 全身用PET装置Eminenceシリーズでは,更なる検査時間の短縮を目指し,新しいハードウェアとソフトウェアを搭載した“エミッション・トランスミッション同時収集”を開発し,“SYNETRAC(シネトラック)”と名付けました。 今回は,PETにおける吸収補正の役割とSYNETRACの技術的説明を行います。 |
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