血管撮影システム

MEDICAL NOW No.76

MEDICAL NOW No.76

脳神経外科領域における
Trinias B12 Package の使用経験

三重大学 先進的脳血管内治療学講座 教授1
日本橋病院 脳神経外科2
阪井田 博司1,米田 俊一2,米田 弘幸2

はじめに

近年における脳血管障害に対する血管内治療の発展は著しく,様々なデバイスの開発とともに血管造影装置の進歩が大きく貢献している。本邦でも,2008年4月に頚動脈狭窄症に対する頚動脈ステント留置術(Carotid artery stenting : CAS)が,2010年7月に脳動脈瘤治療用頭蓋内ステントが承認され,その治療件数は年々増加している。

血管造影装置は,従来のImage Intensifier(I.I.)から,多機能・高画質・低被ばく線量などの利点を有するFlat Panel Detector(FPD)に移行し,脳血管障害に対する血管内治療の術前診断・治療適応と戦略・使用デバイスの選択・術中および術後評価などの環境が大きく変遷している。各社から優れたFPDが供給され,独自の機能や特長を活かしながら臨床で応用されている。著者らは各社FPDを用いて血管内治療を施行する機会があり,今回,島津製作所社製フルデジタル血管撮影システム「Trinias」を使用した,頚動脈狭窄症に対するCAS,および脳動脈瘤に対する頭蓋内ステント併用コイル塞栓術の経験を得たので,その初期結果を報告する。

Trinias B12 package

Trinias B12 package

  • Triniasは(株)島津製作所の商標です。
製造販売認証番号
224ABBZX00053000 据置型デジタル式循環器用X線透視診断装置 [血管撮影システム Trinias]