血管撮影システム

MEDICAL NOW No.81

MEDICAL NOW No.81

下肢領域の血管内治療で
Triniasのアプリケーションを最大限に活かす

同愛記念財団 同愛記念病院 循環器科
高橋 保裕

はじめに

当院は1923年(大正12年)9月1日の関東大震災後の1924年(大正13年)4月28日にアメリカ合衆国からの義捐金を元に設立された。死者3万人以上を出し,最も悲惨を極めた陸軍被服廠に近接する現在地(安田邸跡・墨田区)に位置する。現在は373床を有する総合病院であり,循環器科は常勤医師5名で診療を行っている。2015年における循環器科の救急車受け入れ数は787件,急性心筋梗塞受け入れ数は104件と循環器救急疾患の診療に力を入れているが,近年患者数の増加している末梢動脈疾患(PAD)の診療にも積極的に取り組んでいる。
そのような状況下において血管撮影室2室でカテーテル検査・治療を行っており,第一血管撮影室はBRANSIST safire(9インチ・シングル),第二血管撮影室はTrinias(12インチ・シングル)(Fig.1)といずれも島津製作所社製血管撮影装置を使用している。BRANSIST safireもカテーテル治療を行う上で満足のできる装置であったが,2014年3月から導入したTriniasにおいては画質が優れているだけでなく,アプリーケーションが豊富であるため,より質の高い治療を行う上で非常に重要な役割を果たしている。本稿では末梢下肢血管内治療を行った実症例を提示しながらTriniasの機能について紹介したい。

  • Triniasは(株)島津製作所の商標です。
製造販売認証番号
224ABBZX00053000 据置型デジタル式循環器用X線透視診断装置[血管撮影システム Trinias]