回診用システム

MEDICAL NOW No.78

MEDICAL NOW No.78

MobileDaRt Evolution の使用経験

市立ひらかた病院 放射線科
山本 涼介,澤田 晶子,高岡 明,千間 伸二

はじめに

当院のある枚方市(大阪府)は,京都と大阪をつなぐ淀川の中間地点に位置し,人や物の行き交う交通の要衝として古くから発展してきた。戦国時代では港町として賑わい,江戸時代には陸路も整備され宿場町としても栄えた。さらに淀川の開発・整備が進み,煮売茶店(くらわんか舟)の商いが名物となった。
市立ひらかた病院はその枚方市中心部を見下ろす高台に位置し,「心のかよう医療を行い,信頼される病院」を理念に,地域の中核となる公立病院として,各医療機関と密に連携した質の高い安全な医療の提供に注力している。当院は1950(昭和25)年に国民健康保険直営病院として開院し,1960(昭和35)年に旧病院である「枚方市民病院」に改称した。その後増改築を繰り返していたが,建物の老朽化が問題となり,2014(平成26)年9月に「市立ひらかた病院」と名を改めて新病院を開院した。地下1階,地上7階の建物で,28の診療科目,335床の病床をもち,1日の平均外来患者数は約800名である。また,災害医療センターとしての側面もあるため,建物には免震構造および自家発電システムを採用している。屋上には年間発電量約3 万kW の太陽光発電システムを設置するなど,環境にも配慮した造りになっている。
当院では,2014(平成26)年9月に島津製作所社製ワイヤレスFPD搭載回診用X線撮影装置(以下MobileDaRt Evolution)を2台導入した。本稿では,MobileDaRt Evolutionを導入した経緯,使用経験,有用性について述べる。

病院外観
病院外観
MobileDaRt Evolution
MobileDaRt Evolution
  • MobileDaRt Evolutionは(株)島津製作所の商標です。
製造販売認証番号
220ABBZX00229000 移動型デジタル式汎用X 線診断装置 [回診用X線撮影装置 MobileDaRt Evolution]
移動型アナログ式汎用X線診断装置
X線平面検出器出力読取式デジタルラジオグラフ
  • ※本医療機器は複数の一般的名称に該当します。