近赤外光イメージング装置

MEDICAL NOW No.77

MEDICAL NOW No.77

卓上型近赤外光イメージング装置 SPEEDNIRS の開発

(株)島津製作所 医用機器事業部
山口 俊平,増田 善紀,宇田川 晴英,網田 孝司,宇野 晴雄,石川 亮宏,井上 芳浩

はじめに

当社では,近赤外分光法(NIRS)を用いた脳の機能画像を得る装置(fNIRS)として,2001年のOMM-2001 シリーズを皮切りに,2004年にOMM-3000シリーズ,2012年にSMARTNIRSを開発してきました。fNIRSは,安全かつ自然な状態で脳の活動状態を測定できるという特長を活かして,精神科,リハビリテーション科,脳神経外科などでの臨床応用が始まっています。なかでもニューロリハビリテーション分野やうつ病鑑別診断補助(2014年4月の診療報酬改定により先進医療から保険適用)での需要が高まっています。
現在発売されている可搬型の装置SMARTNIRSは操作者の要望に応じて最適な構成を組み,より広範囲を一度に計測可能なため,様々な要望に応えることができます。それに加え,fNIRS研究の進歩に伴い,決められた部位で,より簡便に決まった手順で計測したいという要望に応えるため,新製品として卓上型の近赤外光イメージング装置SPEEDNIRSを開発し,発売いたしました。本装置は大幅な小型化を実現し,様々な場所での使用が可能です。また,精神科向けとリハビリテーション科向けの用途を絞ったパッケージ構成とすることで,使用性,操作性の向上と検査時間の短縮を実現しています。その他,装置増設による計測範囲の拡張,リアルタイム解析処理,レポート自動出力など数々の新機能を搭載しました。
用途に応じて,効率的にご使用いただけるものと考えています。その特長と機能を以下に紹介します。

SPEEDNIRSの構成

SPEEDNIRSの構成
(左:計測用PC 中央:SPEEDNIRS装置 右:簡単装着プローブ)

製造販売認証番号
226ABBZX00098000 機能検査オキシメータ [近赤外光イメージング装置 SPEEDNIRS]