X線TVシステム

MEDICAL NOW No.77

MEDICAL NOW No.77

長尺撮影の装置間比較

東京女子医科大学 東医療センター 放射線科1
東京女子医科大学病院 中央放射線部2
佐藤 弘樹1,油原 俊之1,島田 豊1,塩原 孝文2,堀内 悠平2,森田 康介2

はじめに

高齢化社会の到来に伴い,長尺撮影に対する検査の依頼が増加している。従来,主に変形性側弯症に限られて行われた長尺撮影であるが,現在では脊椎の変形を伴う疾患全般や,下肢荷重関節の置換術前計画や術後評価に用いられており,長尺撮影は整形外科領域で重要な役割を担っている。全脊椎正面像でのCobb角や側面像でPI・C7-CSVLなどの計測,全下肢正面像でMikulictz Lineの計測に用いられる。従来の14inch × 17inchのカセッテサイズでは撮影できない範囲のものを長尺撮影では1枚の画像として表現できる有用な撮影であり需要が高まっている。このような状況の中,長尺撮影の画像収集法には様々なものが登場している。全面照射法,X線管回転法,スロット撮影法,コリメーション法が主な収集法であり,各メーカー及び製品ごとに独自の方法で撮影が行われているのが現状である。本稿では当院で使用してきた各種長尺撮影装置と島津製作所社製SONIALVISION safireシリーズ(以下SONIALVISION)との比較を行ったので紹介する。

長尺撮影法

長尺撮影法

  • SONIALVISION safireは(株)島津製作所の商標です。
製造販売認証番号
220ABBZX00261000 据置型デジタル式汎用X線透視診断装置[X線テレビシステム SONIALVISION safire17]