X線TVシステム

MEDICAL NOW No.85

MEDICAL NOW No.85

Cutting Edge of ERCP
- SONIALVISION G4の使用経験と散乱線被ばくの低減について

京都社会事業財団 京都桂病院 消化器センター・消化器内科
中井 喜貴

第46回日本放射線技術学会秋季学術大会(2018年10月4日~6日)において,当社は4日に学会との共催にて,ランチョンセミナーを開催しました。平野浩志先生(抱生会丸の内病院 診療技術部 部長)を座長にお迎えし,「Cutting Edgeof ERCP」と題して中井喜貴先生(京都社会事業財団京都桂病院 消化器センター・消化器内科 副部長)にご講演いただきました。本稿では同ご講演内容の概要をご紹介いただきます。 

はじめに

ERCP は周知のとおりEndoscopic Retorograde Cholangiopancreatographyの頭文字をとった内視鏡的逆行性胆管膵管造影法の略称である。
ERCPの歴史は古く1968年に米国のMcCuneがはじめて膵管の造影に成功した1)
これがERCP の原点であり,2018年はこのERCPの開発より50周年の記念すべき節目の年となる。
初めて膵管造影に成功した翌年の1969年には大井2),高木ら3)が本邦初の膵管造影に成功し,その後ERCPに関連した手技や処置具が開発され,胆道・膵臓疾患の診断・処置に欠かせない検査法となっている。
ERCPはこのように歴史ある検査法であるが,診断的ERCPは偶発症である術後膵炎の発症の恐れもあり,また近年MRCPや超音波内視鏡検査(EUS:EndoscopicUltrasonography)により多くの疾患が診断可能となったことから,両検査に取って代わられている部分も多い。
今回,当センターで行っているERCPの現状,診療放射線技師との連携,散乱線被ばくの低減に関する取り組み,島津製作所社製のX線透視診断装置SONIALVISION G4 の使用経験について報告する。

  • 参考文献
  • 1) 久野信義編. ERCP の基本手技と応用. 金芳堂.1994
  • 2) 大井至. Fiberduodenoscope(FDS-Lb)による内視鏡的膵管造影. 日本消化器病学会雑誌 66;880-883.1969
  • 3) Takagi,K., et al. Retrograde pancreatography and cholangiography by fiber duodenoscope. Gastroenterology.59;445-452,1970
  • SONIALVISIONは(株)島津製作所の商標です。
製造販売認証番号
224ABBZX00052000 据置型デジタル式汎用X線透視診断装置
据置型デジタル式汎用X線診断装置
X線平面検出器読取式デジタルラジオグラフ
二重エネルギー骨X線吸収測定装置
[X線テレビシステム SONIALVISION G4]
  • ※本医療機器は複数の一般的名称に該当します。