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MEDICAL NOW No.85

MEDICAL NOW No.85

特別報告 2018年5月 第91回日本整形外科学会学術総会
当社トモシンセシスに関するポスター発表の概要をご紹介いただきます。
骨付き膝蓋腱を用いた前十字靭帯再建におけるトモシンセシスによるグラフト骨癒合評価の妥当性 -CT画像との比較検討-

帝京大学 整形外科学講座1,嶋崎病院2
豊岡 青海1,増田 裕也1,西原 信博1,米元 崇1,嶋崎 直哉2,中川 匠1,河野 博隆1

背景

骨付き膝蓋腱(BTB)を用いた前十字靭帯(ACL)再建術後において,グラフトの骨癒合評価は後療法を選択する上で重要である。その骨癒合評価には単純X線が多く使用されているが,感度と特異度は低い1)。一方,CTは感度・特異度ともに高く,単純X線と比較して有効とされている2)。しかし,検査費用と放射線被ばく量が高いという欠点がある3)
トモシンセシス(TS)は1回の撮影で数十枚の断層画像によるボリュームデータが得られる技術で,CTと比較すると検査費用が安価で被ばく量が少ない4)。調べうる限りでは,この技術をACL再建術後における骨プラグの骨癒合評価に用いた研究はない。

  • 参考文献
  • 1)Welling RD et al. AJR Am J Roentgenol 2008 Jan; 190(1): 10-6
  • 2)Markel MD et al. Calcif Tissue Int 1991 Dec; 49(6):427-32
  • 3)Epstein O et al. J Spinal Disord Tech 2009 May; 22(3): 197-201
  • 4)Sprenger F et al. Proc SPIE 2010 Jan 1; 7622