カテーテル治療はジレンマの連続。
低線量モードにしても見たいものが見えないと意味がないし、
何度も撮影することになると逆に線量は高くなる。
患者のために線量を下げる手立ては他にないものか。
AI(ディープラーニング技術)により、ノイズ抑制とデバイスの視認性向上に成功しました。低線量化を実現しながら、見たいものをはっきり見ることができる高い視認性を実感いただけます。
さらに詳しく見えにくいデバイスや心臓の拍動や呼吸動、また患者の体動を補正するアプリケーションなどにより、無駄な再撮影を可能な限り低減。手技時間の短縮を支援し、医療スタッフと患者にかかるストレスおよび線量も低減できます。
さらに詳しく「SCORE Opera」は、AI(ディープラーニング技術)により、効率的なノイズ抑制やコントラスト強調を可能にし、一般的に低線量下では捉えにくくなるデバイスの視認性向上を実現しました。被ばくを低減したうえで、医師の画像確認の負担を軽減できることから、治療時間の短縮も期待できます。
SCORE Operaにより透視線量を40%以上低減*することに成功しました。低線量領域での正確な治療をさらに推し進めるため、視認性と線量のバランスをリアルタイムにコントロールできる2つのユーザーインターフェース”SMART Control”を搭載。治療のシーンに合わせたキメ細かい調節をサポートします。
[*装置標準(7.5/10ppsモード)での従来比(Air Kerma ratio) ]
リアルタイム画像処理を駆使したPCI支援アプリケーションです。拍動で動く画像からリアルタイムでステントを強調しながら固定表示させることで、より確実なデバイスの留置をサポートします。多数のデバイスが写りこむようなシーンでもデバイスの検出率を高める機能を搭載、確実にステント強調することで再撮影による被ばくを抑制します。
SCORE StentViewで培ったリアルタイム画像処理技術をベースに、逐次加算処理を行うことで画像上のノイズを大幅に低減。ステント留置後の形状確認にご利用いただけます。強調過程をライブモニターで確認できるため、評価に必要な強調レベルに達したことを確認の上、画像収集を停止することが可能です。
ミスレジストレーションをリアルタイムで自動補正するアプリケーションです。従来の平面上での線形補正だけでなく、患者のねじれの動きなど3次元的な非線形補正にも対応しています。血管視認性の高い画像を撮影中から確認できるので、手技時間の短縮につながります。
SCORE RSMは、島津が世界で初めて開発に成功したマスク不要のDSAです。息止めの困難な患者の検査に有用なアプリケーションです。動きに強いという特長を活かすことで、下肢全体の追跡撮影やCアーム動作と組み合わせた新たなアプリケーションへの応用技術としても期待されています。
テーブルを頭尾・左右方向に自由に移動させながら追跡撮影を行い、長尺画像を自動生成するアプリケーションです。長尺画像は撮影後瞬時にモニタ表示されるため、血管全体の評価を迅速かつ容易に行うことができます。SCORE RSMと併用可能なため、血管視認性の高い長尺画像の収集が可能です。
床置き式·天井走行式Cアームどちらでも左右両方のサイドポジションでCアームCTの収集が可能となりました。部屋のサイズ、臨床用途に合わせた最適な構成及びレイアウトセッティングでご使用いただけます。IVRに必要なイメージガイダンスでリアルタイムに安全な治療をサポートします。
収集されたDSA画像から各画素における造影剤の濃度ピークとなる時間を計算し、カラーマップ画像を作成します。治療対象の血管に関心領域(ROI)を設定することにより、造影剤濃度の経時変化を表す曲線(Time Density Curve)が自動生成されます。その曲線から得られる各種血流パラメーター値を提供することで治療効果の判定をサポートします。
「気づいたらこんなに線量が高くなっていた!」というケースを未然に防ぐ機能です。複雑な治療の場合、総線量は高くなる傾向にあります。目標線量を大幅に上回ることがないよう、線量閾値に到達した際にアラート機能でお知らせします。累積線量に気を取られず治療に集中することができます。
手技中リアルタイムに局所の最大入射表面線量を表示する線量マップアプリケーションです。カラーマップで表示されるため、手技中でも線量ホットスポットの有無を簡単に確認することができます。
線量マップはCアーム角度をベースとした角度マップとなっており、ホットスポットの領域を避けた直感的なワーキングアングルの選択が可能です。
1ばく射ごとのばく射記録をCSV出力できます。さらに使用頻度が高かった収集プロトコルの総線量に対する線量割合や、推奨プロトコルを使用した場合に総線量がどう変化するかの線量シミュレーションを表示することが可能です。総線量低減への取り組みにご利用いただけます。
ライブモニターを録画し、動画ファイルとして出力する機能です。透視·撮影全てのばく射イベントを時系列にレビューできるため、治療の流れを効率的に学ぶ教材としてもご使用いただけます。