X線TVシステム FLEXAVISION ユーザーズボイス

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わかり易いシステム構成と高いコストパフォーマンスでフルデジタル化を実現

院長 登坂 英明 先生

院長
登坂 英明 先生

地域密着型の医療を目指して

当院は昭和7年に開院して以来80年以上にわたり、祖父の代からこの北浦和の土地で地域密着型の診療所を続けており、私は3代目の院長です。患者さんは地元の地域住民の方々で、殆どが昔から継続して通院頂いている方々ばかりです。患者さんの年齢層は幅広く、小学生のお子さんから100歳以上のご高齢の方までおられます。内科とリハビリテーション科を標榜していますが、それにはこだわらず、何でも相談できる地域住民のホームドクターでありたいと考え、日々の診療にあたっています。

登坂医院

様々な部位の検査に活用

先月末に島津製カセッテレスX線TV装置を更新して、同じ島津製のFLEXAVISION SF Package(以降FLEXAVISION)を導入しました。コニカミノルタ社製の半切サイズのFPD、AERO DRとの組合せで、当院のレントゲン検査の全てを担っています。胸部や腹部の単純撮影ばかりではなく、副鼻腔撮影や、頚椎,肩関節,腰椎等の整形領域の撮影から、胃部X線検査まで行っています。先日は上顎洞の観察のために顔面の撮影も行いました。また、骨密度検査のための手の撮影も行います。骨密度検査はアルミファントムと一緒に第二中手骨を撮影するMD法で行っています。その時はFPDを取り出して天板上に置いて撮影します。その他に撮影頻度が高いのが、車椅子の患者さんの胸部撮影です。このFLEXAVISIONは立位の状態で管球が低い位置まで下がりますので、車椅子での胸部撮影も十分対応可能です。以前の装置では、X線管は下の方まで下がらなかったので、車椅子での撮影ができませんでした。現在ではFPDを取り出し、車椅子の背もたれと背中の隙間にFPDを差し込んで撮影しています。FPDの高さはタオル等を挟んで調整しています。
以上のように、FLEXAVISIONとAERO DRとの組合せは、非常に使い勝手が良いと思います。内科から整形外科の領域までの幅広い検査を、簡便にこなすことができる装置だと思います。

様々な部位の検査に活用

決め手は歪みのないFPD撮影

装置の選定の際は国産の3社全てを比較検討しました。I.I.-DRタイプX線TV装置は、撮影画像が円形となり従来のフィルム画像と比べると違和感があると思っていました。また、辺縁部の画像が歪みも無視できません。FLEXAVISIONはFPDで撮影できる装置の中では最も安価な装置です。

決め手は歪みのないFPD撮影

フィルム速写と同等の操作性

I.I.での透視観察の後、撮影タイミングに合わせて素早くFPDが移動するという点がとても気に入りました。この機能により、撮影前に透視で位置確認ができます。これはとても有難い機能です。正しいポジショニングが容易にできるだけでなく、患者さんの呼吸状態を確認して、撮影タイミングを計ることができます。胸部の一部分が欠けている等、失敗がなくなると思います。
撮影間隔(サイクルタイム)については、大体7~8秒程度で次の撮影ができるようになります。胃部のX線撮影の際も、問題ないと思います。また、胃部X線撮影では半切サイズでは大き過ぎるケースが多いと思います。撮影時は、コリメータで絞って撮影し、撮影画像はコニカミノルタ社のデジタルシステム上で、自動的に中央部分を四つ切フィルム程度にトリミングしています。これによって従来の胃部の撮影画像と違和感なく読影観察が可能です。

フルデジタル化への大きな一歩

従来、透視撮影はフィルム運用であったため、FLEXAVISIONの導入によって、現像や廃液処理がなくなりスタッフの手間が非常に軽減できたと思います。また、自動現像機は現像する20~30分前には通電しておかなければなりません。FLEXAVISIONの導入によって、透視検査を含めて院内のフルデジタル化が完了し、フィルムへの出力は不要になりました。
本格的に装置が稼働を始めて約2週間ですが、1日平均で胸部撮影が5人程度、胃部が1~2人、その他の撮影が1~2人程度という状況です。当院は臨床放射線技師が週に1日だけ来てくれていますが、それ以外は私1人で全て撮影しています。私も含めて、スタッフ一同大変満足して使っています。

先生の一言
I.I.での透視+半切FPDで撮影ができる、無二の装置です。FPDで撮影ができる透視台の中では群を抜いて高いコストパフォーマンスだと思います。組み合わせるFPDメーカに縛りが無く、自由に組合せができるので、当院では従来から一般撮影で使っていたコニカミノルタ社製のFPDと組み合わせています。FPD流用できるため、二重に投資しなくても良い点が助かります。
  • FLEXAVISION は(株)島津製作所の商標です。
製造販売認証番号
218ABBZX00202000 据置型デジタル式汎用X線透視診断装置 [X線テレビシステム FLEXAVISION]
据置型デジタル式汎用X線診断装置
据置型アナログ式汎用X線診断装置
電子管出力読取式デジタルラジオグラフ
X線平面検出器出力読取式デジタルラジオグラフ
  • ※本医療機器は複数の一般的名称に該当します。