がん対策

がん対策

 

検査や治療方法の研究が進み、がん診療は進歩し続けていますが、今もなおがんは死亡原因の1位です。島津製作所は早期発見と精度の高い診断を支援する製品の提供から、患者様の負担が少なく効果的な治療を支援するテクノロジーの提供、さらには新しい治療方法の探求サポートまで、これからもがん診療を支援し続けます。

 

※1:本製品は研究用です。医薬品医療機器法に基づく体外診断用医薬品あるいは医療機器として承認・認証等を受けておりません。治療診断目的およびその手続き上での使用はできません。
※2:研究開発中の技術紹介であり、治療診断目的及びその手続き上での使用はできません。製品として販売授与できません。

臨床用

X線透視撮影

島津製作所は世界で初めて遠隔操作方式X線透視診断装置を開発して以来、被ばくの低減と画質の向上、そして検査で必要とされる機能性を追求して参りました。現在では画像処理により、見やすいシャープな画像と被ばく低減の両立、また様々なアプリケーションの提供などに取り組んでおり、消化管検査はもとより様々な用途で新たな臨床価値を提供します。

X線TVシステム

SONIALVISION G4 LX edition

臨床用

頭部・乳房 PET検査

BresTomeでは高性能検出器を頭部撮像モードと乳房撮像モードに切り替えることで、頭部・乳房両方のPET検査が行えます。検出器を検査部位に近接配置することで全身PETでは難しい詳細な薬剤の集積を画像化でき、小さながんの診断や、詳細な構造の把握が行えます。乳房PET検査では、患者様がうつ伏せになり乳房を検出器ホールにセットするだけで、圧迫されることなくリラックスして検査を受けていただけます。

頭部・乳房用 TOF-PET装置

BresTome

乳房専用PET装置

Elmammo Avant Class

臨床用

血管撮影

独自のリアルタイム画像処理エンジンにより、細かい血管にいたるまで、低線量下においても鮮明に描出が可能です。また豊富なリアルタイムイメージガイダンスや、多目的な検査に配慮したハード設計が、全身の治療において、スムーズなワークフローと最適なルームレイアウトを可能とし、効率的な治療環境を支援します。

血管撮影システム

Trinias series unity edition

臨床用

動体追跡放射線治療支援

肺など、呼吸で動きを伴う臓器にある腫瘍に対し、ピンポイントでの放射線治療を支援する動体追跡システムです。金マーカーが治療計画位置から数ミリの範囲内にある場合にのみ治療装置に照射信号を送ることで、照射体積を1/2~1/4に低減し、効果的な治療を支援します。

放射線治療装置用動体追跡システム

SyncTraX (FX4 version)

臨床用

放射線治療位置決め

放射線治療中にガントリやカウチがどのような角度にあっても即座に位置決めが行える放射線治療支援システムです。治療開始後に患者様が動いた場合にも、即座に位置決めを行って頂けます。

放射線治療支援システム

SyncTraX (SMART version)

臨床用

粒子線治療支援

先進のがん治療である粒子線治療においては、大視野・高精細・高濃度分解能の画像を提供するX線技術により、治療前の患部の高精度な位置決めを支援します。

 
臨床用

ICG蛍光法による手術支援

近赤外光とICG(インドシアニングリーン)という薬剤を用いて体内の血流やリンパ流を可視化する手法はICG蛍光法と呼ばれ、乳がん、皮膚がん、大腸がん、食道がん、肝臓がんなどのがんの手術や、乳房再建術、冠動脈バイパス術など多くの手術で利用されています。近赤外光カメラシステムLIGHTVISION2は使い勝手のよいカメラアームを備え、高精細で見やすい画像を提供します。

近赤外カメラシステム

LIGHTVISION2

LIGHTVISION2
研究用

薬剤の血中薬物濃度測定

薬物代謝には個人差があることなどから、新規抗がん剤の開発や薬効メカニズムの解明には、血中薬物濃度の測定も重要とされています。近年では、高精度な測定手法である質量分析法への期待が高まっています。

高速液体クロマトグラフィ質量分析装置

Nexera LC-MS/MS

※本製品は研究用です。医薬品医療機器法に基づく体外診断用医薬品あるいは医療機器として承認・認証等を受けておりません。治療診断目的およびその手続き上での使用はできません。

技術紹介

光免疫療法支援

米国国立がん研究所(NCI) では、がん細胞に過剰発現するたんぱく質と治療薬の抗体部位が選択的に結合し、近赤外光を照射することで治療薬の感光部が反応してがん細胞のみを死滅させる有望な新しい治療法の研究が進められています。本治療法は免疫細胞が活発になり、がん細胞を攻撃する効果もあり、実用化が期待されています。
基礎研究では、近赤外光による反応の進行状態を可視化するカメラシステムが、治療効果等の評価記録に貢献しました。

光免疫療法の研究支援

※研究開発中の技術紹介であり、治療診断目的及びその手続き上での使用はできません。製品として販売授与できません。