整形外科
X線診断装置のパイオニアとして長年培った技術で、低被ばくと高画質の両立や、患者様のサポートに専念できる容易な操作性を備えた画像診断装置で、整形領域の診断を強力に支援します。また、豊富なアプリケーションをご用意し、高齢化に伴い増加する骨の疾患の診断・治療に新しいソリューションを提供します。
※1:本製品は研究用です。医薬品医療機器法に基づく体外診断用医薬品あるいは医療機器として承認・認証等を受けておりません。治療診断目的およびその手続き上での使用はできません。
※2:研究開発中の技術紹介であり、治療診断目的及びその手続き上での使用はできません。製品として販売授与できません。
断層撮影
1回の撮影で任意の断層面が得られるデジタル断層再構成アプリケーション・トモシンセシスを一般撮影システムやX線テレビシステムに展開しています。CTで見られるような金属アーチファクトの影響が少なく、金属が埋め込まれた部位の状態確認などに有用です。
長尺撮影
容易な操作で広範囲を撮影し、DRシステム側で結合処理し画像表示する長尺撮影機能を、X線TVシステムと一般撮影システムにてご用意しています。手間をかけずに検査が行え、かつ精度の高い計測を行って頂けます。
骨密度測定
高齢化に伴い増加する骨粗しょう症に対し、骨折に至る前に予防・指導を行うための骨密度測定を、X線TVシステムに国内で初めてオプション搭載しました。腰椎および(または)大腿骨近位部をスキャンすることで簡単にDXA 法による骨密度測定が行えます。骨密度測定と、骨折などの画像診断が、患者様を移動させることなく行えます。
高機能・高スループットX線撮影
X線検査の中で最も検査数が多い一般撮影では、検査のスループットを向上するために、ポジショニングの自動化やパワーアシスト機能の搭載、軽快な操作性を追求しました。多忙を極める検査現場において、術者の負担軽減や患者様の検査時間短縮を図りました。
透視機能付X線撮影
普段は一般撮影にご使用いいただき、神経根ブロックや整復術など透視機能が必要な場合に透視が行えるシステムをご用意しています。条件を満たさないとⅩ線が発生しないインターロック機構を装備していますので、無用なX線をシャットアウトし被ばくを低減します。
病棟での回診撮影
走行時は支柱を縮めることで前方の視野が広く院内をスムーズに移動できます。ハンドルを押した分だけ進み、曲がりたい方向へ意のままに方向転換できる、操作する人の気持ちが伝わる滑らかな走行を実現しました。FPD搭載タイプは撮影後2秒で本体上の液晶モニタに画像を表示しますので、即座に画像確認を行って頂けます。
X線透視撮影
軽量・コンパクトなCアーム台車に、手術台との干渉を最小限に抑える広い開口のCアームを組合せた、移動とセッティングが行い易い装置です。透視時にはタッチパネル上に表示された透視画像の見たい領域をタッチするだけで、最適な明るさに自動的にX線条件をコントロールする機能もご用意し(オプション)手技をスムーズに進めていただけます。
人工関節置換術支援
人工関節置換術により関節痛に苦しむ患者様のQOLは大きく向上しました。X線TVシステム・一般撮影搭載断層撮影機能トモシンセシスでは逐次近似法を応用した再構成法T-smart(Tomosynthesis-Shimadzu Metal Artifact Reduction Technology)を採用し、人工関節や金属近辺の骨の状態を明瞭に観察していただけますので、人工関節置換術後の観察に適しています。
椎体骨折診断支援
骨粗鬆症の患者様の椎体骨折の有無を判定する評価法のひとつである定量的評価法(Quantitative Measurement:QM法)での計測をソフトウェアにより簡単に行います。
AIが椎体計測のための初期ポインティングを自動で行うことで従来の計測より時間と負担を軽減し、骨粗鬆症の早期治療を支援します。