外科用X線TVシステムOPESCOPE ACTENO™
特長
Touch Focus(タッチフォーカス)に対応
タッチするだけで見たい部分を見やすく
新感覚の画像調整アプリケーションTouch Focus(オプション)を追加することで、Cアーム台車のタッチパネル上に表示された透視画像の見たい領域をタッチするだけで、その領域の明るさが最適になるように自動的にX線条件をコントロールします。
手術の状況に合わせて選べる調整方法
画像調整は、タッチした領域が常に最適な明るさになるようにX線条件を自動調整するFree Modeと、タッチした領域を最適な明るさに自動調整し、その条件を固定するLock Modeがあり、状況に応じて使い分けていただけます。
Free Mode
Lock Mode
抜群の操作性
完全手動方式で思いのままにポジショニング
Cアームはカウンターバランス方式による完全手動方式で、観察したい方向に素早くかつ確実に動かせます。さらに上下動も手動で行え、手術台等との接触をさけたポジショニングが容易に行えます。
電磁ロックを見やすく両側に配置
Cアームを固定する電磁ロックを台車の両側に配置し、左右どちらからでも容易に操作できます。
またボタンはCアーム動ごとに色分けされたイラストで見やすく表示しており、高い操作性を実現しています。
さらにスムーズに観察を行っていただくために
頻繁に行う手技のポジション情報を記憶させることで、位置を合わせて画像調整するまでの時間を短縮し検査をスムーズに進められます(Cメモリ機能)。また、Cアームフリースイッチ(オプション)をI.I.側にも設けることで、台車側にまわり込まなくても電磁ロック解除が行え、術者側からのCアーム操作が容易に行えます(ドクターハンドル)。
運びやすく清潔
操作性を追求したワイドCアーム
ワイドな開口径78cmで手術台等との干渉を最小限に抑えます。また、手術部位へのアプローチが容易に行え、術者の作業範囲を確保できます。
清潔感のあるクリーンCアーム
Cアームからレバー、ケーブル類をなくすことで、拭き取りやすくクリーンに保てます。側面透視時にCアームよりケーブルが垂れ下がることがありません。
セッティングに考慮したコンパクト設計
軽量・コンパクトなCアーム台車は機動重心を後輪上部になるように設計することで、走行時の安定性を向上し運びやすくしました。車輪幅もコンパクトで、扉を挟んでの術場への本体移動も容易に行えます。
こだわりの画像技術と最高のパフォーマンス
高精細・ハイコントラストで関心部位を的確に把握
100万画素CCDカメラ搭載により、自然な濃淡でシャープな透視画像を実現しました。体厚のある場合でもターゲットやデバイスなどをクリアな画像で観察いただけます。
観察しやすい最適画像を提供
高水準フィルタ処理により、表在近辺のハレーションや臓器の重なりによる黒潰れを効率よく低減し、クリアな画像で観察いただけます。
またダイナミックIBS(自動輝度調整機能)では、X線条件をコントロールすることで常に最適な輝度で観察できます。
低線量かつ高画質を実現
高出力でパルス状にX 線を照射するブーストパルス機能により、被ばくを抑えながら高コントラストの高画質画像を実現しました。
また、高画質透視スーパーショット機能ではバックノイズを低減し、ハイコントラストのワンショット画像を作成できます。術中透視下での確認用としてご使用いただけます。
ワイド液晶タッチパネル搭載
Cアーム台車中央に視野角の広いワイドタッチパネルを採用しました。撮影条件など見やすく表示されており簡単に操作できます。また、タッチパネルは操作する人に合わせてカスタマイズ可能です。緊急時など、フルオートですぐに画像観察がしたい場合の「シンプルモード」や撮影条件などを細かく設定できる「エキスパートモード」など、現場に応じて切り換えられます。
透視画像をCアーム台車側で確認
ドクターが見ているモニタの透視画像と同じ画像をタッチパネル上に表示できます(オプション)。手元で画像を確認できるためドクターの指示にしたがった操作が容易になります。
コンパクトに折りたたみ
モニタはコンパクトに折りたたんでの収納が可能です(2モニタ時)。また術者の目線に合わせてモニタの高さを調整できます(オプション)。
被ばく低減への配慮
低被ばくと高画質の両立
最大15fps のパルス透視を標準装備しており、画質を保ちながら効率よく被ばくを低減できます。
また、検査用途に合わせ3種類の軟X 線除去(BH)フィルタをAPRプログラムにあらかじめ登録すれば、検査に応じて自動選択されます。軟X 線による被ばくを効率よく低減できます。
線量をリアルタイムに表示
線量の計算値をタッチパネルおよびモニタ上にリアルタイムに表示し、術中での被ばく量の目安として確認できます(オプション)。
余分なばく射を低減するバーチャルコリメーション機能
ラストイメージホールド画像よりコリメーションと画像回転の位置を設定できます。設定のための透視が不要となり被ばくを低減できます。
選択できる機能の拡張性
デジタル撮影・画像保管が可能
オプションにより高精細デジタル連続撮影およびSPOT撮影に対応できます。これにより、画像調整やハードディスクへの大容量画像保管が可能になります。また、DICOMフォーマットによる患者情報・検査情報の送受信、画像送信、フィルム出力などにも対応しており、患者情報登録から画像送信まで検査情報管理が容易に行えます。
術中のリアルタイムDSAが可能
最大7.5画像/秒の高速リアルタイムDSAオプションをご用意しており、脳外科領域や透析施設でのシャント造影などにご使用いただけます。また、動きによるアーチファクトを低減するRSMフィルター処理により、麻酔下で患者さんが呼吸調整できない場合や、シャント造影時に患者さんが動いた場合などに観察しやすくなり、術中でのDSA撮影の適応範囲が広がります。
製造販売認証番号 | |
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225ABBZX00105000 | 移動型デジタル式汎用一体型X線透視診断装置 [外科用X線テレビジョン装置 OPESCOPE ACTENO] 移動型アナログ式汎用一体型X線透視診断装置 電子管出力読取式デジタルラジオグラフ |