X線TVシステム
1回の撮影で任意の断層面を提供
トモシンセシス
トモシンセシスとは
トモシンセシスは、コーンビームCT再構成技術と最新のデジタル画像処理技術を融合させることで、より正確な診断をサポートするアプリケーションです。1回の撮影で天板面に並行な複数枚の連続断層画像が得られます。
重なりの少ない高精細画像で観察
FPDによる高解像度の投影画像から再構成するため、微細な骨折線や骨梁などを明瞭に観察いただけます。また、造影検査時に造影剤の重なりを避けて観察することもできます。
大腿骨頸部骨折
データご提供:公立置賜総合病院様
造影股関節
データご提供:住友病院様
自由な体位で撮影可能
寝台をチルトすることで、立位による重力負荷をかけた状態や逆傾斜による造影剤コントロール下などでの断層像観察が可能です。またCTなどでは困難な、膝・肘を曲げた状態での検査などでも簡単に行えます。
立位荷重状態でのトモシンセシス
立位膝関節
低被ばくで簡単に撮影・観察
検査は数秒間の低線量撮影1回で完了し、収集した画像より何度でも再構成できますので、余分な被ばくを抑え、簡単に観察いただけます。
金属性アーチファクトを低減
金属アーチファクトの影響が少なく、整形外科領域にて金属が埋め込まれた部位の状態確認などに有用です。
T-smart PRO assisted by AI
島津独自の金属アーチファクト低減再構成手法T-smart (Tomosynthesis-Shimadzu Metal Artifact Reduction Technology)に、深層学習技術を用いたAI画像処理機能を搭載しました。 撮影ボタンを一度押すだけで、金属アーチファクトを最小限に抑えたトモシンセシス再構成画像を取得でき、検査に要する時間や負荷を大幅に軽減します。
深層学習技術によるトモシンセシス検査の効率化
AIソリューションT-smart PROは、収集データから推奨のパラメータを自動設定し、再構成を行います。従来経験や技量を必要とし、手間もかかるパラメータの設定を簡略化することで、トモシンセシス検査に要する時間や医療従事者の皆様の負担も大幅に軽減します。
※T-smart PROに採用しているAI(人工知能)技術は、自ら学習を繰り返すタイプのAI ではありません
T-smart PRO clinical images
人工関節置換術後のフォローアップ
人工関節と骨の境界を明瞭に描出できるため、人工関節と骨の固着や骨癒合などの観察に有用です。
尺骨遠位端骨折固定術後のフォローアップ
金属性アーチファクトを低減することで、プレート周囲の骨折を明瞭に描出することが可能です。
踵骨骨折
トモシンセシス像を使用することで、微細骨折を明瞭に観察できます。
椎体骨折
単純X線画像では描出の難しい椎体骨折をトモシンセシス像で明瞭に観察できます。
肺気腫
撮影時間が最短2.5秒と短いため、体動によるアーチファクトを最小限に抑えたトモシンセシス像を取得できます。また、息止め時間の負荷を最小限に抑えることができます。
製造販売認証番号 | |
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224ABBZX00052000 | 据置型デジタル式汎用X線透視診断装置 [X線テレビシステム SONIALVISION G4] 据置型デジタル式汎用X線診断装置 ※ X線平面検出器出力読取式デジタルラジオグラフ ※ 二重エネルギー骨X線吸収測定装置 ※ |