放射線治療関係SyncTraX(SMART version)
特長
あらゆるシーンでスピーディーに位置決め
ガントリやカウチの回転時もスピーディーに位置決め可能
SyncTraX™( SMART version)で撮影した2方向の画像(DR画像)と、治療計画CT画像から作成したDRR画像とを比較することで、治療計画位置からのズレ量を算出し、治療装置に送信できます。ガントリやカウチ回転時も2方向から素早く撮影が行えますので、スピーディーな位置決めが可能です。また、各治療ポジションにて位置決めが行えます。
大視野・高精細画像が精度の高い位置決めを支援
大視野FPDの搭載により、広いダイナミックレンジが画像の黒潰れやハレーションを低減するとともに歪のない画像を提供しますので、精度の高い位置決めを支援します。
治療開始後もスピーディーに位置決め可能
ガントリが回転した状態で撮影・位置決めができますので、治療開始後も位置決めがスピーディーかつ容易に行えます。また、治療装置が読み込んだプランと同じ患者の同一プラン・CT画像を自動で読み込みますので、操作を繰り返す必要がありません。補正量の計算が行え、かつオンラインで治療装置に送信できます。位置決め対象領域を指定でき、2回目以降は自動でこの領域を使用します。
動体追跡機能を追加可能
X線のピンポイント照射を支援
呼吸等で動きを伴う臓器にある腫瘍へのピンポイント照射を支援する動体追跡機能(オプション)を追加できます。効果的な放射線治療と、正常な組織の被ばく低減に寄与します。
大きな視野で金マーカー追跡が可能
12インチFPDの採用により、大視野(アイソセンター位置で約15cm)かつ歪のない画像が得られます。これにより動きの大きな臓器に対しても、金マーカーの追跡が効率よく行えます。
自動機能やオンライン機能が治療を効率化
治療計画の自動取得、ガントリ回転角度とカウチ回転角度に応じた透視方向の自動設定、治療時のX線条件を患者ごとかつ透視方向ごとに記録し、次回透視時に自動設定するなど自動化を図っています。また、カウチの位置補正量の治療機へのオンライン送信や、治療装置の照射を終了と同時に、X線透視を自動停止し追跡を終了するなど操作を最小限にしています。
金マーカーの最大移動距離計測が可能
追跡したログから、金マーカーの3次元的な動きを表示し、表示範囲内での最大移動距離を算出可能です。腫瘍の移動距離として呼吸性移動対策加算の判断材料になります。
最大3個までの金マーカーに対応し追跡精度を向上
製造販売承認番号 | |
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30300BZX00103000 | 放射線治療シミュレータ[放射線治療支援システム SyncTraX] 放射線治療装置用シンクロナイザ※ |