X線TVシステム FLEXAVISION ユーザーズボイス

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胸部エックス線検査精度管理調査にて
A判定を取得!
画質に高いご評価をいただきました

 

診療放射線技師 小野寺 理 先生

市民や企業勤労者の健康をサポート

当院は,1984年の開院以来,仙台市青葉区にて一般内科,生活習慣病(糖尿病,高血圧等)の慢性疾患管理や呼吸器系疾患等の診療を行っています。また,産業医学健診センターとして,仕事が原因と思われる病気(職業病)の診断と治療,労災申請や療養支援,社会復帰の相談等にも取り組んでいます。

胃透視検診だけでなく,胸部撮影にも大活躍

元々,木造2階建ての建物で運営してきましたが,2015年に現在のビルへテナントとして移転しました。
移転にあたり,ワンフロアにて『いかに効率良く各検査を受診していただける環境を整えられるか』が当時の課題でした。ユニット数も少なく省スペース設計であり,かつ可搬型FPDで胸部撮影も行えるX線TV装置FLEXAVISION F3(以下F3)は,設置スペースが限られた当院のニーズに合致しました。
一般撮影装置は導入せず,F3で胃透視検診を年間およそ400件,胸部撮影を年間およそ1700件実施しています。診療放射線技師1名にて両方の検査を行っていますが,装置のレイアウトを工夫した結果,スムーズに検査が行えるようになりました。

胸部撮影を省スペースにて実現

 F3は,X線管球の90°首振り機構(オプション)があり,立位撮影台と組み合わせて一般撮影装置と同様の運用が可能となります。
当院のレイアウトでは立位撮影台を運ぶ必要がありませんので準備が楽ですし,位置ずれの心配がありません。私の不在時も不便なく医師が胸部撮影を行なうことができます。もちろん,透視台でもSID1.5m引き延ばし機能にて胸部撮影は出来ますが,じん肺検診ではSID1.8m以上を求められますので,立位撮影台との組み合わせが必須でした。立位撮影台での胸部撮影では肩甲骨を十分に開いての密着撮影が可能となり,受診者にとって負担の少ない安定した姿勢でのポジショニングが行えることもメリットです。
コリメータにX線管球上下動のスイッチがあるため,ローカルコンソールがなくても受診者をケアしながら簡単に位置合わせが行えます。技師1名でセッティングする当院では検査効率が上がり,大変助かっています。
又,画質についてもじん肺用に画質調整をしていただき,満足しています。

胸部エックス線検査精度管理調査にてA判定を取得

胸部エックス線検査精度管理調査とは,公益社団法人全国労働衛生団体連合会にて毎年実施される胸部エックス線撮影技術及び読影技術についての評価制度です。
受診者3名分の画像について申請しますが,そのうち2画像以上でA判定の評価をいただくと,総合でA判定を取得できます。
当院では平成29年度に初めて申告しまたが,お陰様で無事に3名全ての画像においてA判定の評価をいただくことが出来ました。

半切サイズ大視野FPD をフル活用

 健診以外にも,企業の入社前健診として頚椎や腰椎の撮影を行っています。
その際には透視台上で斜入機能を使って撮影するのですが,透視下で位置を確認した上で撮影できる点が便利です。
その他,腹部や副鼻腔及び手の撮影も可能ですが,視野が半切サイズと大きいので視野不足を気にする必要がなく,様々な撮影に柔軟に対応できるので楽ですね。

先生の一言
狭い部屋にも十分に収まるコンパクト性,専用機と同等の画質及び使い勝手を実現する一般撮影機能や,緊急時には誰でも簡単に操作が出来るシンプルさがお勧めです。
又,当院が行っているじん肺検診の様に,ユーザーが要望する画質に調整してもらえるところも心強いと思います。
  • FLEXAVISION は(株)島津製作所の商標です。
製造販売認証番号
218ABBZX00202000 据置型デジタル式汎用X線透視診断装置 [X線テレビシステム FLEXAVISION]
据置型デジタル式汎用X線診断装置
据置型アナログ式汎用X線診断装置
電子管出力読取式デジタルラジオグラフ
X線平面検出器出力読取式デジタルラジオグラフ
  • ※本医療機器は複数の一般的名称に該当します。