外科用X線TVシステムOPESCOPE ACTENO™ FD type
特長
シンプルでスマートな操作性
よりストレスの少ない手術環境を目指して
操作者と術者、双方にやさしい操作性は従来モデルから継承、如何に医師や手術スタッフのストレスを減らすか、という課題にACTENO FD typeは、OPESCOPEこだわりの操作性でお応えします。
オール電磁ロック式完全マニュアルCアーム
Cアームを動かすときにレバーロックを解除する必要はありません。Cアームは上下動を含めてカウンターバランス方式による完全手動操作式。電磁制御のCアームロックはワンボタンで解除ができます。カラーマッチングデザインを採用したボタンを本体両側に配置し、直感的に操作することができます。
術者側からでもCアームロック解除が可能
視野の微調整は術者自ら行えます。以前から好評のドクターハンドルをACTENO FD typeでももちろん搭載しています。
術者側でもCアームのポジショニングやレーザーポインターのON/OFFを行うことで、スピーディな手術の進行をサポートします。
軽快で自在なフットワーク
機動性に優れ、スムーズに操作可能なCアーム
装置の重心は後輪の上に位置するように設計しています。コンパクトで細かなところまで配慮しデザインしたCアームは機動性に優れ、驚くほど軽くスムーズに動かすことができます。限りある術場周囲のスペースを有効に、機動力豊かなACTENO FD typeが快適な手術環境を提供します。
手術台への干渉を軽減
短い前輪で、手術台へのアクセスが容易に行えます。
前輪とCアームが干渉することもなく、自由なポジショニングが行えます。
大型ダブルホイールによる軽快走行
大型のダブルホイールで軽々と移動ができます。
それぞれのホイールが逆方向に回転することで、その場での方向転換も楽々かんたんです。
力を入れやすい本体デザイン
丸いデザインには理由があります。本体下部に足を入れることで、移動時の初動に力が入れやすくなっています。
ポジショニングに影響されないコンパクトCアーム
X線管部分もコンパクトでスマートなこだわり設計です。
Cアームの取り回しがしやすく、股関節軸位などの複雑なポジショニングも容易に行えます。
お手入れ簡単なケーブルレスアーム
Cアーム周りのケーブルは全てCアーム内に内蔵。
装置本体も曲線を多用したデザインで、ふき取り掃除が簡単です。常に装置を清潔に保ち、手術後の清掃作業の時短化に貢献します。
モニタ上下・折り畳み機能
モニタは術者の見やすい高さに調節できます。手術が終われば折りたたんで省スペースに収納できます。
低線量×高画質 リアルタイム画像処理 SCORE PRO Advance
リアルタイム画像処理で最適画像を瞬時に表示
血管撮影装置、X線TV装置で好評いただいているリアルタイム画像処理をACTENO FD typeにも搭載。
手術部位、手技毎に最適化された低線量、高画質画像を瞬時にモニタに表示します。
モーショントラッキングノイズリダクション
動きを伴う時系列動画像に対し、フレームごとに被写体の動きを検出。位置合わせをして累積し、残像を生じずにノイズを低減します。
特に透視時のデバイスの視認性を向上させ、Cアームや手術デバイスを動かしながら観察しても残像がありません。
オブジェクト抽出型エンハンスメント
画像の線構造成分をノイズと分離し、構造物のみを検出して強調。線構造抽出が困難な微細部はマルチ周波数処理、エッジエンハンス処理などで補完し最適な強調処理を実現しています。棘突起や針先など、術者が「見たいもの」だけを強調処理します。スイッチを踏むと瞬時にモニタに透視像を表示します。
見たいものが見える画像を提供
オート輝度調整
透視像の輝度をリアルタイムに分析し、X線条件を自動調整することで関心領域が常に最適な輝度になるように制御します。
ピンポイント輝度調整(オプション)
手術台のレールやインプラントなど、視野に金属が入るシーンでは自由自在なピンポイント調整「Touch Focus」がおすすめです。
使い慣れたモバイル端末のように、タッチした場所に自動的に輝度が合います。全て装置任せではなく、自分好みの画像を手に入れることができます。
高精細FPD
コンパクトな8インチ高精細平面検出器は、歪がなく鮮明な画像を提供します。
中間物質にファイバーを使用したグリッドを採用。
画像処理に加え、ハード面でも低線量と高画質を両立します。
ブーストパルスモード
高出力でパルス状にX線を照射し、被ばくを抑えながらも高コントラストの画像を得ることができます。
腰椎側面などの厚い被写体に対してもクリアな画像で観察いただけます。
被ばく低減への配慮
残像レス透視を実現するSCORE PRO Advanceと最大15fpsのパルス透視の組み合わせで、動きによるブレを抑えながら効率被ばく低減。ACTENO FD typeこだわりの被ばく低減技術で、手術室における低被ばく運用をサポートします。
術中のリアルタイムDSA(オプション)
最大7.5fpsの高速リアルタイムDSAが可能です。シャント造影にも対応できます。
動きによる影響を受けないRSMフィルタ処理
造影時に体動などでミスレジが起こった場合、RSMフィルタ処理を行うことにより動きに影響されない画像を作成できます。
血管を流れる造影剤を追跡しながら確認したいときなどにも有効です。
ノーマルDSA
ミスレジ画像
RSMフィルタ処理
嚥下造影検査にも
嚥下造影を行いたいけどX線TV装置を置くスペースは無い。ACTENO FD typeでの運用を検討してみませんか?
ロングケーブルフットスイッチ(オプション)
操作室など、離れた場所からも照射が行えます。
嚥下造影記録ユニット(オプション)
透視と連動して録画が可能。画像上への任意文字のアノテーション入力もでき、リハビリ業務をサポートします。
術者と操作者、手術室スタッフのコミュニケーション支援機能
透視モニタが見にくいときも安心、本体タッチパネル透視像表示機能(オプション)
術者が見る透視モニタが操作者から見えにくいときも少なくありません。ACTENO FD typeは操作者の手元に透視像を表示できます。術者と操作者の円滑なコミュニケーションを後押しします。
透視モニタクローン表示機能
モニタの角度を変えることができ、参照モニタにも透視画像を表示することができます。術者と他のスタッフの情報共有が簡単に行えます。
外部モニタへの画像表示(オプション)
手術室の天吊りモニタなどへの画像出力ができます。
より近く、より自由な位置で画像を確認できます。
製造販売認証番号 | |
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225ABBZX00105000 | 移動型デジタル式汎用一体型X線透視診断装置 [外科用X線テレビジョン装置 OPESCOPE ACTENO] 移動型アナログ式汎用一体型X線透視診断装置 電子管出力読取式デジタルラジオグラフ※ |