RSNA2019 島津ブースレポート

2019年12月

本展示会は終了しました。
多数のご来場、誠にありがとうございました。

rsna2019

 

平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
米国シカゴにて開催される世界最大の放射線学会 RSNA の付設展におきまして、弊社は ”Making Possibilities Happen, Together” をテーマに最新システムの数々を出展いたしました。また、弊社のもう一つの強みである分析計測技術を用いたヘルスケア領域での取り組みについても、最新情報をご紹介しました。

X線テレビシステム
SONIALVISION G4 LX edition

あらゆる検査環境にBESTの選択を
BEST in CLASS

 

SONIALVISION G4 LX edition

新画像処理SCORE PRO Advance搭載により、リアルタイム性を損なわず高画質を保ちながら被ばく線量の約77%低減を実現した最新モデルをご紹介しました。胆すい管の造影画像では、低線量ながら造影剤が明瞭に描出されている点に注目が集まりました。
また、Ⅹ線管をSID 1.8mまで引き延ばせるとともに2nd FPDを使用できるようになり、一般撮影での有用性が高まっており、消化管検査、整形領域、泌尿器領域と共に幅広い検査に多目的に使用いただける点を高くご評価いただきました。
さらに、島津独自のトモシンセシスT-smart(オプション)ではTHAなどで金属近辺でも骨梁などが明瞭に描出された点や、長尺撮影SLOT Advanceなどのアプリケーションの有用性についても、豊富な臨床データと共にお確かめいただきました。

当社初となるFPD搭載近接操作型透視撮影システム「FLUOROspeed X1 edition」(北米向け輸出専用製品)も大好評でした。

血管撮影システム
Trinias c16 unity edition

クロスオーバーシステム
一歩先行くIVRをサポート

 

Trinias C16 unity edition

 

低侵襲治療を支援するTrinias series unity editionから、下肢領域など広範囲な撮影に有効な16×12インチの大視野FPD搭載システムとチルト・ローリング可能な多機能SMART Tableを出展し、画像とテーブルの連携機能(オプション)により、画像の関心領域に合わせてSMART Tableが自動的にポジショニングされる点をご紹介しました。
また下肢治療ガイダンスアプリケーションSCORE Chase(オプション)では、追跡撮影終了後瞬時に長尺DSA画像が生成できることや、撮影済みの画像をMAPとして再利用することにより被ばく低減や造影剤の投与量を削減できることについて、高い評価をいただきました。
さらに、動きに強いDSAであるSCORE RSMの適用例として下肢治療と肝動脈塞栓治療をご紹介しました。下肢治療では追跡造影においても高い血管描出能を持つ点、肝動脈塞栓治療では息止め不要で手技を進めることができる点が注目を集めました。

 

診断用X線装置
RADspeed Pro EDGE package

新たな臨床価値をご提案
DR対応高機能X線撮影システム

RADspeed Pro EDGE package

被検者の介助を行いながらリモコン操作で装置の撮影準備が行えるオートポジショニング機能や天井懸垂周りのケーブルをすっきりまとめたケーブルガイドなど、優れた操作性により多くのご施設でご愛用いただいているRADspeedシリーズの最新タイプstyle editionをご紹介しました。天井懸垂装置の操作性を格段に向上させるパワーアシスト機能(W.I.P, 国内薬機法未承認)もご紹介し、操作性が一層スマートになったとたいへん好評でした。 併せて、トモシンセシス・自動長尺撮影機能・デュアルエナジーなどのアプリケーションの最新画像をご紹介しました。トモシンセシスは専用ワークステーションにより次の検査と同時並行で画像再構成が行え、スループット良く検査が進められる点や、画像再構成技術T-Smartにより金属の影響を抑えた画像が取得できる点が好評でした。また、ユニバーサルトモシンセシス(国内発売済)は、既設のX線撮影装置においてもソフトウェア(PC)の追加で、整形領域で高評価をいただくトモシンセシスの検査が行える点についてもご紹介しました。

回診用X線撮影装置
RADspeed Pro EDGE package

あらゆる今を超えて
さらなる新しいかたちへ

 

MobileDaRt Evolution MX8 version

軽快な走行性と高い操作性、そして豊富なFPDラインナップによる導入のしやすさから全世界で4,300台以上(2019年12月現在)の実績を誇るFPD搭載回診用システムMobileDaRtシリーズの最新モデルを、各種FPDと組み合わせご紹介しました。伸縮式支柱採用により、前方を見通しよく快適に回診が行える点は多くのお客様から大好評でした。また、これまで培ったノウハウにより、内蔵式大型モニタや高さが変更可能なハンドルなど、使い勝手の良い工夫が随所に施されており、実機にて確かめていただくことができました。

Innovation Gallery

SONIALVISION G4 LX editionやTrinias unity editionでの被ばく低減技術やT-smart、Slot scan、AI技術搭載BMD(いずれもSONIALVISION G4 LX edition)、ユニバーサルトモシンセシス(RADspeed Pro)、SCORE機能(Trinias unity edition)などの先進的でユニークなアプリケーションを画像にて紹介しました。被ばく低減に対する意識の高まりを反映して、常に来場者が絶えませんでした。
乳房専用PET装置Elmammoや近赤外線カメラシステムLIGHTVISIONなど、ブレストケアに関連する製品も紹介し、乳がん診療の先進国においても関心を集めました。

 

Advanced Healthcare

当社のもう一つの主力事業である分析技術については、ヘルスケア領域関連製品として質量分析計「MALDl-8020」(FDA未承認)を紹介しました。
また血管撮影システムによって得たX線画像と、液体クロマトグラフ質量分析計システム(LC-MS)による分析結果を融合記録し、効率的かつ迅速な血液分析を実現する研究用途向けの「AVS支援システム」のSampling Viewerをご紹介しました。当社の持つ「医用画像診断技術」と「分析技術」が融合することにより、ヘルスケア領域で新たなソリューションが期待される研究応用をご紹介しました。

 

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